ファンの間ではあきらめられていたTVドラマ『とんぼ』のBlu-ray&DVD BOX化が決定しました!
2006年ごろ、一度は発売される予定もありましたが立ち消えになったこともあり待望のBlu-ray&DVD BOX化となりました。
バイオレンスな内容だけに再放送すら難しく、私は1度だけ夕方に再放送されていたことを憶えています。
商品詳細
- Blu-ray BOX 4枚組・¥20,736(税込)
- DVD BOX 4枚組・¥16,416(税込)
『とんぼ』とは?
放送時期:1988年10月7日~11月25日
放送局 :TBS
放送時間:毎週金曜21:00 – 21:54 全8回
脚本 :黒土三男
第7回向田邦子賞を受賞した社会派ドラマです。
2話「いつかの少年」
3話「ふたりの始まり」
4話「東京のバカヤロー!」
5話「遠い記憶」
6話「闇の中の光」
7話「明日なき道へ」
8話「海を見た日に」
時期的にトレンデイドラマばかりで硬派なドラマは異色の存在でしたが大ヒットしました。
伝説となった最終回「海を見た日に」の視聴率は21.8%。
当時は生ぬるい恋愛ドラマばかりでしたから、ヤクザに扮した長渕剛の迫真の演技が胸を打ちました。
エピソード豊富!
8話完結でしたが、内容が内容だけにエピソードが豊富です。
まずタイトルバック。
海の中からコートを着た長渕剛がコウモリ傘をさしながら浜辺に向かって歩いてくるのです。
このインパクトは絶大でした。
第1話でサザンオールスターズの『みんなのうた』をコキおろすシーンは有名です。
他にもデビュー間もない寺島進(チンピラ役)が耳を切られたり、長渕扮する小川英二が乗るベンツのナンバー『品川33 や 893』だったり。。。
長渕剛の舎弟役だった哀川翔は、長渕剛に『とんぼ』の出演オファーを直接受けたのが俳優人生のスタート。
今ではVシネマの帝王ですが、この『とんぼ』での演技が好評で本格的に俳優への道を進むことになったのです。
高評価!
文筆家の矢吹光は
「現代の表社会における無関心な状況に対する怒りと、逆説的なおもしろさを独特な感性と力感で描き上げた」
「プロデューサーと最初から対立したという黒土の『見てくれる人たちこそ喜ばせたい』という信念が、脚本家と主演俳優という立場を超えた共同作業に結集され、名作の誕生となった」
と評価しています。
第7回向田邦子賞を受賞したことも納得できるドラマに仕上がっています。
ドラマのヒットに合わせ、主題歌『とんぼ』も大ヒットしました。
ドラマの内容を投影したかのような世界観に共感される人が続出。長渕剛初のミリオンセラー(103.5万枚)となりました。
この曲で長渕ファンになった方も多いハズです。
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