【書評】転職の思考法・北野唯我 これはマニュアル本じゃない!

レビュー&書評
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初版は2018年6月。
1年経っても増刷が続く転職本です。

読み終わった私が感じたこの本の特徴は2つ。

①物語形式で展開
②マニュアル本ではない
では解説を。
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物語形式

冒頭に

この本は、転職に関するあらゆる不安や葛藤に寄り添うため、物語形式を採用しました。
主人公・青野の行動を追うことで実際の転職に必要なことすべてを習得できるように設計されています。

と書かれています。

この物語形式は登場人物も少なく、主人公・青野が知らないうちに自分に置き換わっていく感覚をおぼえました。

「そうなんだよなぁ」

と、あなたも感情移入できるポイントがいくつか出てくるでしょう。

思考法=判断基準

著者は転職に必要なものは知識・情報でもなく「判断基準」だと述べています。

これは【一生食べていくための方法論】とのこと。

コレがこの本のポイントです。

マニュアル本ではない

この本はいわゆる「マニュアル本」ではありません。

よって「一生食べていくための方法論」が超・具体的に書かれているわけではありません。

あくまでこの本で紹介されているものは【思考法】なのです。
転職における不安、タブー、向き合い方が書かれています。

「一生食える」を確保する4つのステップ

①自分の市場価値を測る
②今の仕事の「寿命」を知る
③強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボット(方向転換)する
④伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める
これが「一生食べていくための」方法とのこと。
 
①は就職・転職の際によく言われることですね。
自分の市場価値を測る・知るための方法が紹介されています。
②は自分の仕事や業界に現状を知るということです。
「一生食べていく」ためにはこの先の展望を正確に捉え、判断することが大切だからです。
その結果、転職を決意したなら(死んでいる今の会社・業界を捨てて)、伸びていく市場に方向変換することを解説しているのが③です。
伸びていく市場を見つけたら、「転職先を絞り込む方法」を④で解説しています。
 
話は物語形式で進むため、本文中の図解・イラストはほとんどありません。
しかしこの4つのステップを紹介するページでは図解が示されています。
つまりこの4つのステップを頭に入れてから読み進める必要があります。
もちろん難解なものではありません。
難解になりがちなテーマですが、物語形式なので自然に理解できるでしょう。
そして読み進めるうちに感じてくることでしょう。
「この本はマニュアル本ではない」ことに。
そして
「この本は転職=仕事観を見つめ直すことを説いている」ことに。

まとめ

約260ページの物語形式で書かれた本ですから、一気に読めるかと思います。

この本は転職サイトや転職エージェントを利用する前に、きちんと「自分の市場価値」と「伸びる市場も見極める大切さ」を教えてくれる良書です。

テクニック的なことが知りたければ他の本を買えばいいでしょう。
でもその本にはこの『転職の思考法』に紹介されている方法論は載っていないでしょう。

この本が売れている理由は「(今まで)触れなくてはいけなかったことにきちんと触れている」からでしょう。
それをこの本から探してみてください。

私は人事部に所属していますが、共感できる部分が多くオススメできる1冊です。

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