前回、AZ-NO3を使用して硝酸塩を除去すると決めてから2週間が経過しました。
今回はその結果をお伝えします。果たして硝酸塩は除去できたのでしょうか?
添加3日目
2滴添加後の結果です。
添加量が少ないので3日目では、まったく変化が感じられません。
画像がボヤけていますが数値は【50】(MAX)ですね。。。
添加7日目
キャップ1/4(2ml)添加後の結果です。
1週間添加してほんの少しだけ薄くなってきたような気もします。
ただ【50】から少し薄くなっただけでは問題外。まだまだ高いレベルです。
添加量は7日目以降は、60cm水槽なのでキャップ1/4(2ml)をずっと継続します。
添加10日目
キャップ1/4(2ml)添加後の結果です。
画像が暗いですが3日目に比べれば薄くなってきました。
そろそろ効果が感じられてきた頃です。それでも数値は【30】くらいでしょうか。
添加14日目
キャップ1/4(2ml)添加後の結果です。
明らかに色が薄くなりました!数値は【10】ぐらいです。
AZ-NO3には「硝酸塩を30日間でゼロに」と書かれています。確かにこのまま添加を続ければ硝酸塩を完全除去できそうです。
基本は水換え
硝酸塩を減らす一番の方法は水換えです。
そもそも硝酸塩は嫌機性バクテリアの脱窒作用によって二酸化炭素などに変わっていきます。
AZ-NO3はこの嫌機性バクテリアを活性化させるための添加剤です。
AZ-NO3の効果は今回の検証でも実証されましたが、硝酸塩の除去は水換えが一番効果的でしょう。
私は2週間に1度、1/3を換えています。
しかし硝酸塩は徐々に蓄積されていくので、仮に1週間に1度1/2を水換えしたとしてもいずれ検出されるものです。
ミドリイシを飼育されるなら硝酸塩は【0】にしなくてはいけません。だからと言えって毎日水換えするのは有効であっても現実的ではないでしょう。
少しでも【0】を維持するためにも、AZ-NO3のような添加剤を使うわけです。
継続して添加
今回、14日目にして明らかな効果を得ることができました。
しかし、ここで添加をやめてしまうのはNGです。
ボトルにも
硝酸塩が検知できなくなるまで添加を続けてください。
とあります。
あと2週間、継続して使用開始1ヶ月目に【0】なっていることを願うばかりです。
水換えも行うことで、一気に除去できるかもしれません。
カクレクマノミが産卵
今回の検証期間中にカクレクマノミが産卵しました。
過去にも何度も産卵しています。(こちら)
AZ-NO3の使用量はシビアですが、規定量を守れば生体には無害であることがわかります。
本来なら水換えをしたいのですが、産卵してしまったので余計なストレスは与えたくありません。今週の水換えは見送ることにしました。
この間もAZ-NO3を添加するので、水換えできなくても硝酸塩を抑えられるのではないか?と期待しています。
誤解していませんか?
AZ-NO3をはじめとする添加剤の多くは、添加したからといってスグに効き目が表れることはありません。
継続的に添加して初めて効果が得られるものです。硝酸塩を一刻も早く除去したい気持ちはわかります。
しかし規定量以上を添加したり、添加回数を増やしても良いことはありません。
海水内のバランスが崩れ、生体にも影響が出ます。
「効果がない」と嘆く人の多くは、結果を早く求めすぎです。
ダイエットも勉強も、取り組んだからといって劇的に効果が体感できるわけではありませんよね?
ベテランさんであればあるほど普段から試行錯誤を繰り返しているものです。
飼育のイロハをきちんと理解できていても、意に反する状況に陥ることはよくあります。
まずは1ヶ月かけてAZ-NO3で硝酸塩の除去を始めてみることをオススメします。
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